パリ郊外に暮らす冬 - 帰国延期
SNSではすでにお知らせしてますが、一昨日、帰国便のフライトが機体の不具合によるキャンセルとなってしまい、予定日に帰れなくなりました。
今回の帰国延期ではお客様をはじめ関係者の皆さまにご迷惑&お手数おかけしていて申し訳ございません。
まだ未確定の部分もありますが、すべて無事調整出来るよう努めてまいります、どうぞよろしくお願いします!
☆
飛行機は、通常の予約だったらすぐに他の便に振り替えということになるけれど、わたしの予約が特殊なためそういうことが出来ないので、次のスケジュールは来週となり、一週間延長。結局ひと月の滞在に。
もともと、15日出国の便を先に伝えてもらっていて、でもその前にもう一便あると聞いていたので、そっちの方が仕事的にもいいかなと思って、早い方にしたのだけど。
まさかのフライト自体のキャンセル。
でも、それが決まるまでに、おもしろいことがたくさん起こったの。
まずこの日、滞在しているおうちに神棚のような、神さまスペースがあるのだけど、今回滞在させてもらっていたことのお礼をと、手を合わせていたのです。
そのときに、このまま無事に帰らせいただくことの感謝の気持ちを伝えていたら、そこで、ん?というか、ちょっと不思議な感覚に陥ったのです。
まさかね・・・いやいやいやいや・・・えっと、帰ります。また来ますね!と、〆たの(笑)。
その日は夜の23時台の便だけど、手続きやらもあるから超余裕見て早めに行こうということになり、19時におうちを出る予定に。
わたしはゆっくり支度をしながら早めのご飯を食べて、そのあとひろこさんの愛娘、レアが買い物に行ってくる、とおうちを出て。
そしたらなかなか帰ってこなくて、帰ってきたときにはすでに19時前。
まぁでも超余裕みてるから、大丈夫!
そしたらレアが、ガレット・デ・ロワを買ってきてくれて(小さな陶器がひとつ入っているホールのパイみたいなの)、超嬉しそうに、みんなで食べよう!と。
もういつでも出れる状態だったけれど、オーブンでゆっくり温め始めて、とりあえずみんなで一切れずつ食べることに。
わたしは結構お腹いっぱいだったのだけど半分ほど食べ(残りは包んで空港で食べるね!と伝えて)、気づいたらもうタクシーがあと2分で来る!
ばたばた支度して、レアや黒猫ノノに見送ってもらって、部屋を出た。
のに。
エレベーターがなかなか来ない。
ウィーンウィーンいいながら、なっかなか、来ない。
ちーーーとも、来ない!
全然来ない!
こんなに時間かかるの初めて。こんなときに限って~。
いやでも、まだ、余裕あるから♪
で、下に降りたら、着いているはずのタクシーがいない( ゚Д゚)!
予約しているとあと何分で来るとか、運転手の連絡先とかがスマホに出るのだけど、ほんの2分くらい遅れただけなのに、なにも連絡なしに帰っちゃうなんてこと、無いのに!と。
まぁでも・・まだ余裕、あるから。
と、アプリから新たなタクシーを呼ぶ。
7分で来るってー。
あ、でも、値段が変わってる!なんでだろう!?
現金はちょうど分しかもってなかったわたしたち。
ひろこさんにおうちに取って来てもらい、ちょうど次のタクシーが到着。
荷物はわたしの巨大なスーツケースがひとつ、ひろこさんの大きなスーツケースがひとつと小さいキャリーバッグがひとつ、そしてわたしのPC用バックパックがひとつ。
キャリーは席の間に置いてバックパックは抱えるとして、大きなスーツケース2つ、トランクに入るかな。
ひろこさんとドライバーが、なにか話してます。
その間、手が止まってます。
何を話しているか分からないわたしは、いいから早く、荷物積みなよ~!と思うけど、ドライバーの手はほぼ動かず。
しかもこのタクシー、道をふさいでて、別の車が来ちゃって。
寄せて停めればいいのに・・・(;´Д`)
で、荷物を積まずにトランクルーム閉めて、車を微妙な感じでほんのちょいと寄せる運転手。
ガッツリ寄せられるスペースあるのになぁ・・・まいっか。
車が通れるようになって、再びトランクを開けて荷物を積んでいく。
その動作が、めっちゃゆっくり。
ようやく大きなスーツケースが一個入る。
と、大きなバスが来る(笑)。
バスが通るほど寄せてなくて、もうひとつのスーツケースを入れずに(え~入れないのー!)またトランクルームを閉めて、運転席に戻る。
そして車を寄せる・・・のが、下~手~(笑)。
見かねた?近所のおっちゃんが、なにかアドバイス。
ひろこさんとふたりで、かなり要領の悪い人だよね~、と、笑いながら待つ。
ようやくバスが通り、再び荷物積み。
その間もひろこさんと運転手がいろいろ話している。
どうやら - 彼の持つ端末での予約情報がおかしくてちゃんと見られないらしく、そこに載っている行き先が空港ではないらしい。
でもひろこさんは、わたしの方にはちゃんと空港って載ってるよ!と伝えると、うん、こっちのエラーだから、あなたのせいじゃないよー、と(わるい人ではない)。
でもね。
僕は空港に送迎する許可は無いドライバーなんだ。
・・・・・。
え?
なにそれ?
じゃぁどうすんの?
空港に行っていいライセンス?みたいなのを持っているドライバーじゃないのに空港で降ろすと罰金になるのだとか。
駐車場で降ろしてもいい?
もうなんでもええわ~(;´Д`)!
そしてようやく出発。
ふ~~~~~。
と思ったら、シートベルトが1個無い。聞いてみたら、前のお客さんが壊しちゃったのだとか。
・・・それ、直してから営業しなよ~(笑)。
さらになにか言ったかと思ったら、今度はいきなり路肩スペースに駐車して、車から出てしまった。
話が見えないわたしはぽかーん( ゚д゚)。
・・・なんでも、さっきのおっちゃんに、タイヤがへこんでいるから気を付けた方がいいよって言われて、気になるからいま見ていい?て、言ったらしい。
え・・・い、いま・・・です・・・かい・・・?
でもひろこさん的には、さっきのおっちゃんは、単に、もうちょっと前に行けるよ、て言ってたんだと思う、と。
彼は超マイペースに、タイヤひとつひとつを点検しています(料金は予約時に伝えられているから増えることはない)。
そして、うん、大丈夫みたい♪
と、運転再開。
ここまできて、なんか変ね・・・と、ひろこさん。
ふと、ケータイを確認したら、航空会社からのメールが来ていて
フライトがキャンセルと!
ごめん!引き換えして!。
ほぼ走ってないし、(Uber Taxiみたいな感じなヤツなので)空港で降ろすための許可はないのにわざわざリスクを負うこともないので良かったのかもだけれど、彼はそれがまた、なんでもないことのように、いいよ~、と、戻ってくれて。
しかもまったくなんにもチャージもせずに、降ろしてくれた。
いいひとだ!
その要領の悪さが無ければ、空港着いちゃってたかも(笑)!
ていうより。
レアがガレット・デ・ロワを買ってなかったら。
エレベーターがすぐに来ていたら。
最初に予約したタクシーが、勝手に帰ってなかったら。
次に来たタクシードライバーの端末が壊れてなかったら。
停めたところに別の車や大きなバスが来なかったら。
そのドライバーが、超テキパキしている人だったら。
空港まで行ってからフライトキャンセルを知り、またとんぼ返りでした。
飛ばないものは仕方が無い。
それなら、わざわざ空港に行かないで済んで、良かったー。
ここまでいろいろと足止めしてくれたのには、笑っちゃうけれど。
まさかおうちを出て、こんなに早く戻ってくるとは(神さまスペースの神さま・・・これだったのでしょか・・・(;´Д`))。
でも現実世界のことはいろいろあるので、おうちに戻って早速、次に帰る可能性の高いスケジュールを確認して、その間の仕事の調整を始める。
まずお客様にお詫びとお知らせをして、お味噌教室もあったので、無農薬大豆や生の麹類の到着予定を変更したり、羽田福岡便の変更をしたり、郵便局への長期不在のための局留め依頼を延長してもらったりしながらの二日間でした。
そんななかで、なんで帰れなかったんだろうなぁーと、感じてみました。
事象的にはもうアクシデンタルとしか言いようがないからわたしにはどうしようもないのだけれど、こういったことって、やっぱり、なにか、あるのよね。
ここ数か月、ホントに、一寸先はなにが起こるか分からない。を、体感してきました。
でもここまできて、そしてこんなにぎりぎりになってまで、逃げ腰になっていることがあったり、本気を出さない(でいい理由を探している)自分がいることも。
結果を気にして不安になったり焦っていたのかもしれないけれど、わたしの新しいチャレンジはまだ始まったばかり。
一日一日の積み重ねがいまは大切なのかな。
せっかく場所を選ばないチャレンジでもあるのだから、自分を信頼して、ヴィジョンに向かってアクション起こして、繋げていこう。
わたしの手で、掴もう!
もう一度宣言して、ハイ、やるゾー!
2019年、そしてスフィンクス、容赦ないっす。
そんなワケで、もうちょっとばかし、フランスにいます!
また、お待たせしていますホワイトセージですが、法律が変わって、もう全然出荷してもらえません・・・引き続きプッシュしますが、状況分かり次第またお知らせします。
ありがとうございます!!