地球のお勉強☆鉱物採集体験記、その⑤ ~ いざ宮崎の山奥へ

地球のお勉強☆鉱物採集体験記、その⑤ ~ いざ宮崎の山奥へ

こないだ中学生の英語教室をしているときに、庭をなにかがのろのろ横切って。

ネコかと思ったら、イタチ~♡見てみて!イタチ!えぇーー!!と、思わず盛り上がってしまた。

この辺りはネコも多いけれど(近所のボスネコはたまにウチのウッドデッキで昼寝してる)、イタチやタヌキなんかもよく見ます。この時期は鳥がもーたーーーくさん!サギもいっぱいだけど、目の前の川は鴨、鴨、鴨だらけ!

さらにムクドリの団体さまなんかが近いときにはウッサイクッサイですわ。牛舎も近くにあるし鳥も鶏もいっぱいだし、外にいるといろんな香りがする。(ウチの辺りはまだ町の感じだけど、それでも、)思えば田舎に来たもんだ。


石の会では定例会に行かないといろんな情報がもらえません。

宮崎の採集会についても案内のハガキが来たのは結構ギリなのだけど、わたしはその前にチラリとチームの方に聞いていてタイミングも合い、行くことが出来たのですが。

ハガキの案内は最低限。どんなものが採れるか、1泊2日でどこに集合、どこに泊まる、そしておおよその参加費が記載されているだけ。

2日間のうち、どんな鉱山に何回入るのかは、さすがに聞かないと分からないのです。でもわたしも仕事やねん挫なんかでバタバタしていたのもあって、とりあえず、2回は入れるようにしておこう、車に対して人数的にギリだからなるべく荷物を少なくしよう、で、当日を迎えることに。

道中で詳細を知り、1日目の鉱山はアクセス簡単な場所、2日目の鉱山は登山になるとのこと。およそ3時間半のドライブなので、交代しながら現地を目指します。

途中高千穂を通り、向山の看板を横目に見ながらさらに進んでいきます。集合場所の鹿川(ししがわ)まで来ると、あたりの気がそれまでと一変。

そこに行くまでにかなり狭くて険しい山道オフロードを進んでいきます。リーダーW氏より、足達さん運転して!と指名され、らじゃ!とでかい四駆を走らせる。山道運転は結構好き。好きじゃないとキツイだろうな、この道は。

そうこうしているうちに見えてくる渓谷は絶景ものでした。でも崖なので、高所恐怖症のおっちゃんが、ヒーヒー!言ってて面白かった。わたしがチラリ見て、綺麗!といおうものなら、『前見て!!ギャーーー!!』て叫んでました。楽しいドライブだったなぁ。

集合場所に着いて、揃ったところで車を減らしてさらに山奥へと入っていきます。

途中、ふ、と、空気がさらに一変するところがありました。思わずお邪魔します、と、挨拶。けして観光地ではないので、大地や精霊の気がとても強く、高い。人間の住むところではないんですよね。

そうこうして最初に到着したのが鉱山跡のズリ場。とはいっても平地に岩が転がっているので、採集は簡単です。ここで見つけるか、さらに山に入っていくか。奥に行く方がガマの確率が高いとか。

我らがリーダーW氏は、無理をするのが嫌いと豪語するお方。なので、最初は行かないと言ってたけど、話を聞いて、行くぞ!と。メンバーは皆、(どっちでもいいなという感じなので)W氏についていきます。

オフロードをさらに進み、駐車スペースに車を置いて、ほぼなだらかな道を歩くこと30分。この日の採集場に到着。

地理的な説明と採集できる石の説明を聞き、いざ、採集スタート。ここでは煙水晶、いわゆるスモーキークォーツが採れます。というより、歩いている道中で太さ1.5cm、長さ5cmくらいのスモーキーをみつけてる方も。雨などで土砂が流れると、ガマも崩れて結晶が流れていったりするのだそうです。

 

今回のメンバーはアラフォー女性4名、大学生が3名くらいいたかな、あと若干24歳くらいで先生もしている地学マスター。その子たちと一緒になって目をキラキラ輝かせながら採集しているおっちゃんたち約10数名で、合計約20数名ほどでした。

おっちゃんたちの年齢層は・・・40代後半から、50代、60代、70代の方たちもいるかな。なかにはがんを患ったことのある人や、心臓の持病をお持ちの方なんかも・・・この日も2名ほど、あまり元気じゃないというか、顔色があまりよくない人がいらしたので気になりましたが、無事終わって良かったです。

中には急に来れることになったけど前日から山入りしていて、宿泊の追加もせずに3日間車で寝泊まりしたというツワモノの山猿も。

その人はめっちゃ優しくて、楽しくて、いろいろ教えてくれるおもしろいおっちゃん。そして地学的なことは若いセンセーがそれはもう詳しく、わたしのおバカな発言にもクールに対応してくれます。

お昼を食べる時間も惜しみながらトンカンするも、なかなか単体ポイントを見つけ出せません。が、一番端っこで黙々と掘っていた九大生が -


『取れた♪』

と、小声で言ってます。なにがー?と近づくと、なんとも美しいスモーキーのポイントが!!小さなガマがあったんです、フフ、と、微笑む大学生。かわいいのう~♪良かったね~!

このスモーキーが一番大きくてきれいだったかな。その後最初の採集場にも寄って、1日目は終了。わたしの収穫は小さな群晶くらいでした。

夜はプレゼントコーナーあり、猪鍋ありで楽しくて美味しい時間も。お風呂のあと皆さん集まったりしていたようですが、朝も早かったし、この場所の氣の濃厚さがもうすごくてすごくて、わたしのスイッチはそこでプチリ。

お誘いいただきましたが、そういうときのわたしは本当に無理なので、お先に寝たのですが。

ひとりでお布団に入ってうとうとしだしたところで、その存在はやってきました。

 

その⑥に続く。長くなってきたわ~(;´Д`)、あと2回くらいかな。