地球のお勉強☆鉱物採集体験記、その③ ~ 初体験で学んだこと、感じたこと。持ち物編。

地球のお勉強☆鉱物採集体験記、その③ ~ 初体験で学んだこと、感じたこと。持ち物編。

今年の夏はホントに暑かった。
でも先週も24度くらいまで上がったり、いつまでも台風が来たり、変な天気よね。かと思えば今週末は大寒波とか、、、
もう結ばなくてもいい時期になってきたので、またバッサリ切りました。
去年ベリショにしたのに、だいぶ伸びてたのよねー。で、今はスッキリ。やっぱりこれくらいが一番楽だわ~。もうしばらく明るい色を楽しもうかな。


昨日の続きです。わたしは以前登山を結構していたので登山グッズや知識、経験も素人なりにだけど、あります。

でもここ最近は近所の小山に登るくらいで、登山という登山は全然しておらず。

夏の採集会は険しいとこじゃないよと言われていたので、登山靴ではなくて、でも一応ゴアテックスのハイキングシューズにしてみました。が、久しぶりだったのにチェックを怠っていたのよね、靴底が劣化しているのに気づかないまま現地入り。

 

最初に訪れた鉱山は本当にたいしたアップダウンもなく、隣に川が流れていて真夏でしたが木漏れ日と風が気持ちよく、涼しい場所でした。

が、わたしらチームWで、帰りにあの鉱山にも寄ってみよう、という話になり行ってきたところが、いわゆる『ズリ』という、山道というかなんというか、傾斜のある場所で、且つ、5~10cmほどの石がごろごろごろごろ転がっているので、足を置く度に、ずりずり、ずりずりずりずり、と滑っていくとこで(言葉についてはまた次回)。

しかもここ、日陰にいようものなら何十匹という蚊に襲われるぅ~(;´Д`)。
イヤイヤ、ホント蚊ぁイヤ!!アブも多かったけど、とにかく蚊がイヤでした。4人パーティでしたが、もちろんわたしばかりが集中攻撃よ。

やめてぇ~、と、ぶんぶんしていると、ずりずりと滑っていく・・・。採集も、この斜めの体制のまま、蚊に襲われながらなのでなかなかチャレンジャブルというかシュールというか、、、

ちなみにここで採れるのはピンクのシミと緑のシミと銀のキラキラと黒のキラキラ(一個も名前が出てこない。ピンクのはコバルトなんたらだったかも)。わたしはそれぞれちょこっとシミが入った程度でしたが、見つけられました。

ここは崖というわけではないのだけど、この斜面をずっとずりずり滑ってったら大変だな、と、気の抜けない道中でしたが、下りる途中で靴底がべろべろになっていることに気付く・・・。

そんな感じで結局帰りは皆さんの倍くらい時間をかけて山を出たのでした。

その様子を絵にして・・・み・・・ました・・・。

大変さが分かるかしら、、、木はグラグラなので頼りに出来ないうえ、葉っぱは触るとかぶれるヤツ。前から後ろから蚊やアブに襲われながら、足元はごろごろ。靴はべろべろ。

さらにわたしは運動オンチのため、手を使ってつたう感じ。で、前からおっちゃんに、マムシに気をつけてね~!と言われるが。

この状況でどうやって!?

と思いつつ、なんとかクリア?しました。こ、ここに保険をかけないで来るなんてすごいな。わたしが主催だったら絶対にかけるなー。基本的に石の会では泊まりの採集会でしか保険をかけないのよ。なので、安心のためには自分でかけておくことですねー、安いし。まぁ、普段の採集会でこういうとこは無いのでしょうけどね。

当初持ち物は、ハンマー、タガネ、ルーペ、長靴、と言われました。

タガネはマイナスドライバーみたいな形をしているもの。石にあてて、上からハンマーで叩くと母岩が割れやすくなる。持ってなかったので、一応ホームセンターで、わたしが扱えそうな20cm強ほどの小さめのを購入。あとは自宅にあるトンカチと水晶用のルーペを持っていきました。

長靴でも登山靴でも良いよと言われましたが、石の会の方はほとんどが、ステンレススパイク付きの長靴でした。そしてルーペは役立ちましたが、ライト付きの方が良いと思います。

トンカチでも出来るけど、やっぱりハンマー、違うわ。チームリーダーW氏が、使う?と言ってくれたので、現地ではハンマーを使用(W氏は大ハンマーを使用)。

意外と必須なのが防護メガネです。そこここでトンカンしているので、たまに破片が飛んでくるんです。顔とかに当たるとちょっと痛い。目に入ったらシャレになりません。誰かと近かったり(基本誰かとあまり近くない方が良いです。ハンマー振り下ろしてますし)、作業をするときには必ず防護メガネをかけます。

そして軍手は2セットはあった方が良いかも。前回は人に貸したというのもありますが、今回は採集中に、右手の人差し指の先が破れ、その後中指の先も破れてしまいました。作業用グローブか、軍手をいくつか、の方が良いかな。また、まれに鎖場とかロープのこともありえるので、滑り止め付きもあるとベター。

あと、鉱物採集なら絶対にあった方が良いのが、収拾のための袋やミニタッパーなど。チャック付きの小さな袋だったり、母岩付きの大き目のものなどは新聞紙などに包んでも良いかもです。

そして靴。わたしは前回はベロベロのハイキングシューズ、今回は安いステンレスピンのついた長靴で行きました。

が。

長靴の中で足が踊る踊る・・・(;´Д`)。なんせ足の指を捻挫していたので痛かった!2日目は登山用靴下を2枚履きました。捻挫していない方の足は、いくら踊ったって大丈夫だけれど(でもくだりはキツイ)、捻挫している方は踊るたびに痛みが走るという。

やっぱりテーピングで留めるべきだった。

山と捻挫はなめたらあかんです。

ついでに言うならくだりで前にずり落ちにくいように、良いインソールを敷くか、足の甲になにか巻けばよかったなー。

でも60代、70代の山猿たちは、がけでもなんでも長靴でひょいひょい登り下りしてます・・・すごいです。足の指痛くなりません?て聞いたら、真っ黒になるよ♪と・・・なんだやっぱりそうなんだ、、、。

ちなみに長靴での鉱物採集は一長一短。

長靴で慣れてればいいけれど、まず、ステンレスのピン付きなので、それが意外と重い!倒木をまたぐときなんかに足をあげるのが大変なほど、重い。

そして足が長靴の中で動きすぎる。大きさもあるかもだけど、山によっては調整してからでないとかなりキツイ。

でも便利な点は、11月の方は途中で川を渡ることも何度かあったのですが、その際に水を気にしなくて大丈夫。濡れてる岩も、濡れ落ち葉も、ピンがしっかりと噛んでくれます。

また、マムシ避けにも良いそうです。間違って踏んじゃってガブリとされても、長靴だと安全なのだとか(出会わないことを祈りますが)。

ただ木の根を踏まないようにしないとかな。今回の採集も、8割がた長靴でしたねー。

あとは山に必須なものは、一応持っていた方が良いかな。秋の初日の鉱山は、登り下りは全然きつくないとこでしたが、寒かった!わたしは今回フリースがあったのでそれで充分でしたが、リーダーW氏が防寒の上着を忘れていて、わたしのレインウェアを貸したのでした。

山は気温の変化もありますし、万が一のことを考えて、ヘッドライトや救急セットなど、さまざまな準備が大切。近所の小山程度ならまだしも、田舎の山奥ですとね、備えあれば、です。

整理すると、

◎ハンマー
◎タガネ
 ◎防護メガネ
◎マスク(粉塵に弱い方は)
◎作業グローブ(または滑り止め付き軍手2セット)
◎スパイク付き長靴(または登山靴)
◎ルーペ(あれば。ライト付きがベター)
◎採集用袋など(ジップ付袋、ミニタッパー、新聞紙など)
◎飲み水
◎弁当(必要に応じて)
◎甘いもの(必要に応じて)
◎防寒具(必要に応じて)
◎雨具(防寒にもなる)

その他山深い場合は登山グッズ一式を(ヘッドライト、救急グッズなど)。
あとは着替えもあれば楽ちんね~。靴は山降りたら履き替えたいしね。温泉とかも良いですねー。

ちなみにわたしはドライブ中にいつ行きたくなっても良いように、温泉グッズは常に車に入ってます(笑)。

 

次は鉱物採集のマメ知識について・・・って、わたしが伝えられるのでしょうか、、、まいっか。