パリ夏 ~ タロパリさんぽ編その②
前回からのつづきです。
ルーブルを出るころ、ぱらぱらと雨が降ってきました。
せっかくナヴィゴもあるし、歩いていくよりメトロに乗るかな、と、すぐそばのメトロの駅へ。
ルーブルからも2駅くらいで着く、Châtelet(シャトレ)駅。
ここからすぐにあるのが -
ドーン!16 The Towerのサンジャック塔。
実はもともと教会の一部だったというサンジャックの塔はフランス革命時に教会が破壊され、鐘楼部分だったこの塔だけが残ったのだそうです。
1850年代に改築され、1855年には周囲が整備され、現在は公園となっています。
ちなみに教会の存在していた中世にはスペインまでのサンティアゴ巡礼路の起点とされていて、この鐘楼は巡礼者たちにとってのランドマーク的存在で、中世の巡礼者はこの教会からセーヌを渡りサン・ジャック通りを通り、スペインに旅立っていったそうです。
別の日に、カードのアングルで撮ってみました。
そしてそこからほど近い、シャトレ広場にありますのは・・・
10 Sphinxのスフィンクスー!
これな。でも最初に見たのが -
このスフィンクス・・・
怖いワ!
そして見上げると・・・
20 Angelのエンジェル♡
とっても美しいカード。
こうなっとる。
ハトの糞がすごいこの公園は、雨が降ったせいかくっさいし、すべるすべる・・・(;´Д`)。
さらに橋を渡ってシテ島へと向かう途中 -
ポンヌフ橋~。
パリ最古の橋、ポンヌフ橋はAce of Waterのバックにあります。カップとの間にコラージュで配置されているのがシテ島。実際の配置は違うのよ。
ノートルダム大聖堂やステンドグラスで有名なサント・シャペル教会、そして毎日開催される花市などで有名なシテ島は、紀元前250年頃、ケルト民族のパリシイ人がセーヌ川の中州に住んだのがはじまりとされていて、パリ発祥の地でもあります。
そんなワケでこのままノートルダム大聖堂に寄ってみようかな。
今日は外から見るだけ。
18 The Moonの、ノートルダム大聖堂。
そこにはゼロポイントがあり、地図や道路標識等で「この場所はパリから○○キロメートル」と書かれているときは、まさにこの場所が起点になっているのだそう。
中心の八角形と八芒星のマーク、タロー・デ・パリではMatterカードのコインに使われています。
参考までに、Eight of Matterのカード。
ここは単に標識のための、というだけではなさそうですね。
ルーブルを歩いているときもでしたが、このシテ島は特に、京都を感じます。
姉妹都市らしいけれど、それだけじゃない、エネルギー的感覚です。
このゼロポイントに立ったときは、また全然種類は違うんだけれど、鞍馬寺の六芒星の場所を思い出したりも。
セーヌ川沿いを歩くときも鴨川を感じたり、本当に不思議。
そのあとひろこさんから、京都とパリのつながりの話を聞いて、納得!
ルーブル美術館からの足取り。
タロパリさんぽの初日にしてはたくさん歩いた~、そろそろ帰ろうかな、と、最寄り駅に着くと・・・土砂降り!
というか、ドカ降り!
雷雨が来ると涼しくなるからウェルカムなんだけど、タイミング、惜しい~(;´Д`)!
駅から出るためのエスカレーター前には20人くらいが、どうしようかねー、と、待っています。
何組か、キャーキャーいいながら、エスカレーターを登ってびしょぬれになりながら、去っていきます。
10分くらい待ったかな、雨が少し弱まったので長年愛用しているSUSAN BIJLエコバッグを出し、ショルダーバッグを中に入れて、いざ!
一瞬でびしょぬれ(笑)。
でもスーパーオーションに寄っていたらたちまち乾いてきて、気が付いたら雨もほぼやんで、外に出るとまるで冷房のような風が♪
涼しくて気持ちいい~!
普段超ドライでほこりっぽく、どこもかしこも生物的なにおいが強いパリ。
どれだけドライかっていうと、鼻の中がかっぴかぴになったり、フランスの分厚いバスタオルが、夜洗って干した翌朝にはパリッパリになって乾いている感じです。
猛暑でも、まだ過ごしやすいのはこのドライさのせいでしょうね。
こうして雨が降ると空気が澄んで、温度が一気に下がって、超快適になります。写真は夕立後に激しく動く雲たち。
滞在中、夏の空はいろんな色を見せてくれました。
つづく