パリ郊外に暮らした夏 ~ 2
帰国して2週間。
ていう記事を書こうとしていたら、あっという間に夏も秋分も過ぎて、10月になってしまいました。
ホントは帰国後すぐに、向こうで仕入れてきたものの紹介と販売をしたかったのだけど、ありがたいことに忙しくさせていただいてて、まだ全然準備できてません。
9月はセッションやワークショップ、そしてなぜかオーダーメイドのオルゴナイトの創作依頼が相次ぎまして、楽しく作らせていただきました。ありがとうございました♡
◎糸島サロン10月のスケジュールはこちら。
◎来週末の13日(土)14日(日)はたけこばマルシェにタローデパリ・ミニセッションで参戦することに☆
◎そして11月東京では、久しぶりにセッション募集します!
お気軽にお問い合わせください♪
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そもそも今回の旅は、フランス在住のお友達、ひろこさんに、娘さんがバケーションでいない間、ひろこさん自身もフライトで不在にすることが何度かあるから、その間の猫守り(と植物のお世話)をしてくれない?と頼まれたことがきっかけでした。
なので滞在はパリ郊外のひろこさん宅。
郊外とはいっても、電車ですぐに市内に行ける距離。
そいで滞在先の地域は地下に水脈があるせいか、なんだかとっても馴染みやすい。
ひろこさんのシャトン(仔猫)、黒猫ノヴァはそれはそれは愛らしくて、甘えん坊で、優しくて、もう一目惚れ♡
そうしてわたしとひろこさん、そしてノヴァとのパリ郊外暮らしが始まりました。
パリに着いてからしばらくは、オンライン以外の仕事はせずに、土地のエネルギーに慣れようと思っていました。
まずはビオマルシェに行ったり近くのスーパーに行ったり。
海外に行ってなにが一番楽しいかって、地元の人たちが行くスーパーを見ること♪
その土地の生活がそこにあって、一番地域と繋がりやすくなる場所。
ビオというのはいわゆるオーガニック。アメリカもオーガニックの選択はしやすいけれど、ドイツやフランスもオーガニックが充実していて、さすがの農業大国、お肉や乳製品ですら豊富なビオの種類があり、ハムもたくさん!パンチェッタとかフツーに買える。しかも、バターは基本発酵バターで、とっても美味しい!
そして。パン屋さんのバゲットはホントに美味しい!!これは20年前と変わりません。
近所のスーパー、オーションはちょっとしたモールの一部にあるのだけど、とても充実していて、見るのが楽しい。
ネコのごはんですらビオが選べる。
お菓子やチョコもみんな美味しそう。
赤身のお肉なんて最高に美味しそう!そんなワケで、早速赤身のステーキにエシャロットのキャラメリゼを添えたものを作っていただき、おいしぃ~~くいただきました♡
その夜です。
わたしのおなかがお祭り騒ぎを始めました。
実はわたし、お肉の中でも牛肉はおなかを壊しやすいのです。
知ってはいたけど、大丈夫なときは大丈夫。
豚肉や鶏肉、猪肉や羊さんは大丈夫なのだけど、牛肉、特に赤身のお肉は、とっても好きなのだけど、多めのニンニクと合わせると、お腹を激しく下してしまうことがあるのです(涙)。
そのお祭り騒ぎはしばらく続き、水と塩だけいただいて丸二日寝込み、すべて出し尽くす・・・もーそういうイニシエーション、要らないのにぃ~(;´Д`)。
でもその間すごく楽だったのが、わたしがそういうときでも、ひろこさんは必要なときにはヘルプしてくれるけど、あとは自分のことをし続けてくれてたことかなー。
他人がしばらく一緒に暮らすのだから、お互い気は遣うけれど、それぞれ自由に過ごすことが多かったのです。
わたしは独り歩きとかが大好き。
ひろこさんはおうちでのんびりしたり、ドラマや動画鑑賞することが好き。
もちろん気持ちが合えば一緒にどこかに行くのを楽しむ♪
なので特に予定してなければ、お互いてきとうに起きて、てきとうに支度して、わたしはでかけて、ひろこさんはおうちで好きな絵を描いたりして、夜はタイミングが合えば一緒に食べたりして、という生活スタイルだったのです。
それが、とっても、楽だった!
最初こそそんなイニシエーションに、じっくり馴染んでいくことを余儀なくされましたが、それもまた、良かったのでしょう。
ちょっと回復してきたころ、そろそろ市内を歩きたいな、と、独りパリ散歩に出かけたのでした。
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最寄り駅からおうちの往復の道中には大きい木々や美しい花々がありました。
駅への最短の道と、オーションに行く場合の道が違って、また、それぞれ美しいのです。
何気なく歩いてましたが、そこには桜の木のアーチや手入れの行き届いた花壇もあったり。大きい木々はよくよく観るとビルの7階ほどの高さ、それ以上あるものも。
例外もあるけれどパリやパリ近郊は高層ビルが建たないので、空がとても広い。ところどころに公園があって、みんなベンチに座ったり、芝生に寝転んだりしながら、それぞれの時間を愉しんでいる - すごく豊かなエネルギー。
公園っていうと、子供たちのというイメージが大きいけれど、フランスではおとなやお年寄り(とはいっても、皆さんおしゃれに着飾っている)が多かったなぁ。日光浴しながらおしゃべりしたり、散歩したり、本を読んでいたり。
中心から離れると、森や大きな公園なんかもあって、大きすぎて帰りはバスで帰るほど(笑)だったり。
比較的近くにあったヴァンセンヌの森では、池の周りの遊歩道でベリーをつまんで食べている人がいて、思わずまねして濃い色のベリー(ブラックベリーの小さいヤツみたいなの)を取って食べてみると・・・甘酸っぱい!美味しかったな~。
パリ市内の力強い引力的なパワーや渦巻いているボルテックスもおもしろいのですが、そういった自然豊かなエネルギー溢れる場所もわりとすぐに行けて嬉しい。
そしておうちに戻ると静かな水のエネルギーと、いつもの木々花々がまた出迎えてくれる、そんな贅沢な毎日なのでした。
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さすがに海は恋しくなったけどね!